鍵屋を待っている間に熱中症で倒れた

カギのトラブルでどうすることも出来なくなったとき、頼りになるのが「鍵屋さん」でしょう。

ある夏の暑い日、そのお母さんは家事をこなしながら、3歳になる男の子と、1歳に満たない女の子の面倒をみていました。さっきまでグズッていた女の子もようやく泣きやみ、男の子も静かにひとり遊びを始めていました。やっと家事も一段落ついた昼過ぎごろ、お母さんはゴミを出しに外に出ました。そのマンションはオートロック式の外扉があり、ゴミの集積場はその外にあったので、お母さんは当然カギを持って玄関を出ました。ゴミを出し、1分ほど戻り、玄関ドアのカギを開けてトビラを開こうとしましたが、なぜか途中までしか開くことができません。頭は一瞬でパニックとなり、すごい勢いで玄関ドアを開け閉めしましたが、何かが引っかかってドアが開くことはありませんでした。開いた隙間から見えたのは「金属の棒」、ドアガードと呼ばれるドアの内鍵でした。

すぐに室内に向かって大声で息子の名前を呼びましたが、あとあと考えるとこれが良くなかったようです。驚いた息子は事態が飲み込めず、すっかり気が動転してしまいました。いくら「カギを外して」と訴えても、泣きながら「分からない」と繰り返すばかり。そりゃあ、いきなり母親が形相変えて、声を荒げていれば子供はビビるに決まっています。ついには部屋の奥で女の子まで泣き出し、事態はいよいよ困窮してしまいます。ここでお母さんは携帯電話を持っていたことに気がつきました。すぐに会社の旦那さんに電話をかけ、旦那さんの鍵屋さんを呼ぶようアドバイスされるのですが、ここでお母さんは旦那さんに電話するよう言います。

結局事態の分からない鍵屋さんと、現場を見ていないので説明が上手く出来ない旦那さん、鍵屋さんが到着すると、お母さんは熱中症で倒れていたそうです。最終的にはカギが開き、子供は無事でしたがおかあさんは救急車で病院へ搬送されました。